自分の弱さを認める力それが人間力
「かがみ教育」でいう人間力とは、自分を認めることを自己肯定感が高く、かつ、他人も認めることが出来る人のことを言います。
では、どの様にしたら人間力のある大人へと成長するのでしょう。
私達大人はこれまでの教育において、子どもを認めて、褒めて、育てると言うことをしてきました。しかし、ここに大きな落とし穴があったのです。
頑張ったことを認める、善い行いを褒める、100点取ったり、みんなと仲良くしたり、目標に到達したり、大人にとっての都合のよいことを認め、褒めて来たのではないでしょうか。
これらの行いだけを認めて、褒めていると、大人にとって都合のよい枠にはまった大人へと育っていってしまいます。
かがみ 教育の極意とも言える考えは、子どもの出来ないところ、ママが悩んでいるところ、先生から注意されるところ、子ども本人に自信が持てないと思っているところを徹底的に、あぶり出すことから始めます。この時人は不快な感情にかられる事でしょう。しかし、ここを見ることは、自分の底辺としっかり向き合うことになるのです。
そして、その反対を見て行きます。
例えば、落ち着きがないのであれば、反転は、何にでも興味があり、好奇心旺盛であるという捉え方が出来るとなるのです。
子どもの頃、子どもの持つ才能は、大人の社会、常識、価値からするとマイナスと感じる行動や状況に現れることが多いのです。
私達大人は、無意識で才能をつぶして来たのかもしれません。
これにより、出来ない自分も認めることが出来るようになります。出来ない自分からできる自分まで、どんな自分をも認められた経験は「そのままの自分を受け入れてもらえた」大きな自信と信頼へと繋がるのです。反転をすること、私たちの脳の意識を返還することが出来るのです。自分を認めてもらえたから、人を認められ、自分と人との違いを受け入れられるのです。
人間力とは
自分の弱さを認め、その弱さを反転させ強みとして、受け入れる器がある事
自分のそのままを受け入れる器、人をそのまま受け入れる器を持つ力です。